Ⅰ.環境・資源システムイノベーション部門

③効率的な環境・資源システムを実現する社会制度の研究

アジアにおける拡大生産者責任(Extended Producer Responsibility)研究
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★石川雅紀 (経済学研究科・教授)
竹内憲司(経済学研究科・教授)
西谷公孝(経済経営研究所・教授)
佐藤真行(人間発達環境学研究科・准教授)
尾下優子(海事科学研究科・講師)
細田衛士(慶應大学経済学部・教授)
齋藤崇(杏林大学総合政策学部・准教授)
一ノ瀬大輔(立教大学経済学部・准教授)
斉建国(中国社会科学院数量経済・技術環境研究所・副所長)
彭緒庶(中国社会科学院数量経済・技術環境研究所・主任研究員)
Chanathip Pharino(Chulalongkorn University Faculty of Engineering・Associate Professor)

研究の目的と概要

経済的発展の著しいアジア地域でのEPR政策について知識、情報、アイデアを交換し、アジア各国に適した政策について研究するプラットフォームを構築する。
EPR(Extended Producer Responsibility)は使用後の製品の再資源化、適正処理の責任を生産者に課すことで、環境負荷を効率的かつ適正な水準に管理する制度である。近年、使用済家電製品、自動車、容器包装など日本で発生したものがアジアを中心とした海外に流出し問題となっている。これに対処するためには、アジア各国でそれぞれの国情に会わせたEPR制度の構築が急がれると同時に、国際的な調和をとる必要がある。
本プラットフォームの構築は、この問題に取り組む最先端の研究者が意見を交換し、各国の政策担当者に有益なインプットを提供することを目的としている。