Ⅳ 市場研究部門

①人、企業の行動および企業間関係の研究

大規模自然災害を含むような高度なリスクに耐えうる強靭なサプライチェーンとマネジメントについてのイノベーション
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★三矢 裕(経営学研究科・教授)
佐々木郁子(東北大学経営学研究科・教授)
岡崎路易(経営学研究科・研究員(Jフロントリテイリング㈱・経営戦略統括室)
Tawei Wang(米国ハワイ大学ビジネススクール・准教授)

研究の目的と概要

わが国の国際競争力において、社会の中核たる企業において、高度なリスクに耐えうるマネジメントシステム、とりわけサプライチェーンの構築は重要なイノベーションである。これは一企業の枠を超え、企業間関係、社会システムとして捉えられるべき課題である。
プロジェクトリーダーらは、2011年の東日本大震災を機に、被災企業がBCPの問題点を洗い出し、優れたサプライチェーンマネジメントへと進化させてきていることに注目し、研究を行ってきた。その研究を発展させ、国際共同研究を実施し、世界的に価値あるジャーナルに論文発表するとともに、その成果を社会実装や政策提言することを目的としている。
これまで、被災企業の取り組みを理論化し、日本での論文掲載、海外での学会報告を行ってきた。今後は海外研究者と共同し、海外への発信をより積極的に行いたい。