Ⅳ 市場研究部門

②マクロ的成長とイノベーションの研究

ヨーロッパと「南」-EU・途上国関係再編過程の学際的研究
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★増島建(法学研究科・教授)
高橋基樹(国際協力研究科・教授)
藤巻秀樹(北海道教育大学教育学部・教授)
八谷まち子(九州大学・名誉教授)
鈴木規子(東洋大学社会学部・准教授)
池本大輔(明治学院大学法学部・准教授)
Emil Kirshner (英国・エセックス大学・名誉教授)

研究の目的と概要

EU(欧州委員会及び加盟国を指す)と途上国の関係は、①中東欧におけるEU加盟を前提とした諸国、②加盟を前提としない地中海沿岸諸国等、③サハラ以南アフリカを中心とする旧植民地地域(ACP諸国)、④それ以外の地域、の同心円状に制度化されてきた。しかしこのEU・途上国間の同心円状の関係は、①経済のグローバル化、②新興国(中国、インド、ブラジル、南アフリカ、インドネシアなど)の台頭、③中東・アフリカ諸国の混乱による難民・移民のヨーロッパへの大量流入、④ISなどイスラム過激派によるヨーロッパ内でのテロ、によって挑戦を受けている。本共同研究では、EUと途上国の間でどのような新たな関係が構築、制度化されるのかを学際的アプローチ(主として国際政治学、国際経済学、社会学、歴史学)によって探究することを目的とする。