Ⅴ 社会制度研究部門

①社会制度とイノベーションの研究

科学技術イノベーションにおける知的財産法制度の役割
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★島並良(科学技術イノベーション研究科・教授、法学研究科・教授)
中町昭人(科学技術イノベーション研究科・特命教授)
前田健(法・准教授)
髙野慧太(法・助教(平成28年10月着任予定))
儲翔(華東政法大学(中国)・講師(平成28年6月から1年間、神戸大学法学研究科・招聘外国人研究者を兼務予定))

研究の目的と概要

科学技術イノベーション創出のために知的財産法制度の果たす役割について研究する。本研究では、特に知的財産紛争処理システムを対象として、知的財産権の適切な保護・活用のあり方を構想することを目的とする。 具体的には、特許法における無効の抗弁・無効審判制度のあり方、著作権法における権利制限の手法(フェアユース規定の是非等)、特許法・著作権法における望ましい救済手続(差止請求、損害賠償請求、仮処分等)などについて研究を行い、権利の安定性や適切な権利行使の問題について、実証的な分析や国際比較もふまえた研究を行う。