Ⅴ 社会制度研究部門

③企業と行政のガバナンスの研究

アセアン後発諸国(CLMV)ガバナンス制度研究
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★金子由芳(国際協力研究科・教授)
松永宣明(国際協力研究科・教授)
松並 潤(国際協力研究科・教授)
川畑康治(国際協力研究科・准教授)
角松生史(法学研究科・教授)
川嶋四郎(同志社大学法学部・教授)
赤西芳文(近畿大学法科大学院・教授)
長田紀之(日本貿易振興機構アジア経済研究所・研究員)

研究の目的と概要

新たな投資活動の展開先として注目を集めるCLMV諸国(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)では、基本法制やインフラの未整備が長期安定的経済活動の阻害要因として指摘されて久しいが、住民紛争が多発し政策調整もまた課題である。本研究は基本法制のみならず実施細則や解釈判例の展開、またインフラ整備と住民利益の両立を担う行政ガバナンス面に着眼し、持続的開発へ向けた実践的なイノベーションの課題を掘り下げ、提言を行う。
主な検討領域として、投資許認可・特区制度(松永・川畑)、土地・担保法制(金子・長田)、地方行政制度・行政手続・紛争処理(松並・角松)、判決・仲裁執行(赤西・川嶋)、等に着眼し、日本の自治体や対象諸国の学術機関・行政部門とも連携しつつ研究総括結果を還元する。