Ⅴ 市場研究部門

①人、企業の行動および企業間関係の研究

大規模自然災害を含むような高度なリスクに耐えうる強靭なサプライチェーンとマネジメントについてのイノベーション
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★三矢 裕(経営学研究科・教授)
國部 克彦(経営学研究科・教授)
馬場 新一(経営学研究科・准教授)
佐々木 郁子(東北大学経営学部・教授)
岡崎 路易(経営学研究科・研究員/Jフロントリテイリング(株)経営戦略統括室)
Tawei Wang(米国DePaul大学ビジネススクール・准教授)      

研究の目的と概要

わが国の国際競争力において、社会の中核たる企業において、高度なリスクに耐えうるマネジメントシステム、とりわけサプライチェーンの構築は重要なイノベーションである。これは一企業の枠を超え、企業間関係、社会システムとして捉えられるべき課題である。
プロジェクトリーダーらは、2011年の東日本大震災を機に、被災企業がBCPの問題点を洗い出し、優れたサプライチェーンマネジメントへと進化させてきていることに注目し、研究を行ってきた。その研究を発展させ、国際共同研究を実施している。昨年度よりリスクマネジメントと両利き経営の理論を援用し,世界的に価値あるジャーナルに論文発表を目指している。本年度は,國部・馬場と実施しているサプライチェーンマネジメントの社会実装の成果をそこに盛り込む予定である。