Ⅰ.環境・資源システムイノベーション部門

③効率的な環境・資源システムを実現する社会制度の研究

エネルギーシステム改革と水素社会
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★柳川 隆(先端融合研究環・教授)
角松 生史(法学研究科・教授)
島村 健(法学研究科・教授)
池田 千鶴(法学研究科・教授)
草薙 真一(兵庫県立大学経済学部・教授)
岡島 成治(大阪経済大学経済学部・准教授)
明城 聡(法政大学経済学部・准教授)
田中 拓朗(電力中央研究所社会経済研究所・特定主任研究員)

研究の目的と概要

本研究プロジェクトは,電力・ガスのシステム改革の成果の改善と水素社会の実現に向けた経済政策の研究を目的とする。具体的な研究課題として,第1に,電力・ガスのシステム改革の競争評価について研究するとともに,現在の寡占的なで自由で公正な競争を通じて効率的で安定したエネルギー供給を実現するための競争政策と規制政策について研究する。第2に,将来の我が国のエネルギー供給および関連する産業や地域の経済や環境,ひいては我が国の成長戦略にとって重要な水素社会の実現のために必要な産業政策や地域政策の研究を行う。そのため,我が国の水素エネルギーの市場と政策の動向について,欧州や中国との比較をしながら調査・研究を行う。本研究を喫緊の課題に対して実践的な政策提言をするため,経済学者(産業組織論)と法学者(経済法,エネルギー法)による法経連研究として取り組む。