Ⅰ.環境・資源システムイノベーション部門

③効率的な環境・資源システムを実現する社会制度の研究

社会環境情報開示の現状や役割に関する国際比較研究
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★西谷 公孝(経済経営研究所・教授)
國部 克彦(経営学研究科・教授)
遠藤 貴宏(一橋大学経営管理研究科・准教授)
Jeffrey Unerman (Royal Holloway, University of London School of Management・Professor)
Franco Zappettini(University of Liverpool Department of Communication and Media・Lecturer)
Nguyen Thi Bich Hue(Foreign Trade University Faculty of Japanese・Lecturer)

研究の目的と概要

企業の環境への取り組みや社会的責任活動を外部に公表する社会環境情報開示の実務は、日本などの先進国ではかなり普及していると言える。そんななか、近年、社会環境情報開示の媒体がサステナビリティ報告書から統合報告書に移行しつつある。しかしこれらの報告書は対象とする主要読者が異なるなどその趣旨はそもそも異なっている。また、社会環境情報開示の実務の進捗状況は国によっても違いがある。そこで、本研究では、日本、英国、ベトナムを対象に、企業の社会環境情報開示に関する理論的実証的な分析からその現状や役割を明らかにし、先進国と途上国それぞれの実務の望ましい今後の方向性について政策提言を行う。