Ⅱ.医療・福祉システムイノベーション部門

①ヘルスケア組織マネジメント研究

保健・医療・福祉のためのICTシステム研究
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★藤岡 秀英(経済学研究科・教授)
鈴木 純(経済学研究科・准教授)
勇上 和史(経済学研究科・准教授)
足立 泰美(甲南大学経済学部・准教授)
堀江 進也(経済学研究科・准教授)
山岡 淳(経済学研究科・准教授)
内種 岳詞(経済経営研究所・特命講師)
山岡 順太郎(経済学研究科・研究員)
張 帆(経済学研究科・研究員)

研究の目的と概要

ICTの技術は、日常的なコミュニケーションの舞台にも広がり、保健、医療、福祉の分野でも、ICTを使ったさまざまな取り組みが試みられている。具体的には「高度先端医療分野でのICT活用」、「電子カルテを使った地域医療圏内での医療情報の共有」、「保健・医療・福祉の包括ケアシステムでのICT活用」から「電子レセプトの解析による医療費抑制の研究」まで、関連する取り組みは多岐にわたる。
本研究では、レセプトデータを使った「データヘルス共同研究」との連携を図りながら、とくに(1)医師と患者のコミュニケーション等、「医療費の抑制につながるICTシステムの応用可能性」と、(2)「保健・医療・福祉が連携する地域包括ケア」でのICTの有用性と政策的課題を明らかにする。
また、今年度の10月からICTを活用する「加点式健診事業」の実験研究を企画している。これには、神戸大学医学研究科、地域医療教育部門ならび兵庫県姫路市夢前町健康福祉サービスセンターとの「健康増進」事業として、助成金を申請する計画である。