Ⅲ.金融・ITシステムイノベーション部門

①IT化の進展に対応する金融・社会システムの研究

金融×IT(フィンテック)がもたらす社会変革に関する研究
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★藤原 賢哉(経営学研究科・教授)
地主 敏樹(経済学研究科・教授)
家森 信善(経済経営研究所・教授)
山田 誠一(法学研究科・教授)
佐藤 隆広(経済経営研究所・教授)
池尾 和人(立正大学・教授)
西尾 圭一郎(愛知教育大学教育学部・講師)
劉 亜静(広島修道大学経済科学部・准教授)
瀧 俊雄((株)マネーフォワード・取締役)

研究の目的と概要

FinanceとTechnologyの融合によって新たな金融サービスが登場する新潮流(「フィンテック」)に注目が集まっている。海外ではITを活用したベンチャー企業や大手IT企業の参入が伝えられており、わが国でも、昨年に引き続いて、銀行法等の改正案(API開放を促すための銀行法の改正案)が国会において審議中である。金融業は、情報・通信技術の発達に伴って発展してきた側面があり、フィンテックは、金融の産業組織、市場効率性と安定性、監督行政・金融政策、民事訴訟、途上国の金融インフラ(金融包摂)等に対して、大きな影響を与える。本プロジェクトでは、フィンテックがもたらす社会変革の内容と起こりうる課題、目指すべき未来の方向性に関して、社会科学横断的・文理融合的視点から包括的な研究を行うことにする。この分野における研究・教育の拠点化をめざす。