Ⅶ アントレプレナーシップ研究部門

①イノベーション創出のためのアントレプレナーシップの研究

アントレプレナーシップと地域開発 ~地域での事業者育成支援策と資金調達~
構成メンバー
(★はプロジェクトリーダー)

★保田 隆明(経営学研究科・准教授)
高橋 陽二(県立広島大学経営管理研究科・准教授)
田中 里沙(事業構想大学院大学事業構想研究科・教授)

研究の目的と概要

本研究は、地方での代替的資金調達手段の登場による地域アントレプレナーシップの創出と、地方での事業者育成支援効果について明らかにする。具体的には、クラウドファンディング、ふるさと納税、ソーシャルインパクトボンドの3つであり、事例研究と計量分析を通じて効果検証を行い、それらの更なる有効活用法の提示と制度改善の提言を行うことを目的とする。クラウドファンディングでは、融資の前段階のブリッジファイナンス機能と与信の代替機能の検証を行う。ふるさと納税では、地方の事業者へのアンケート調査と、交流人口と定住人口の増加状況の調査を行い、地域アントレプレナーシップの創出効果の検証を行う。ソーシャルインパクトボンドは、海外での事例研究を行い、国内でソーシャルインパクトボンドを実施する際の適用可能性について検討する。本研究は、代替的資金調達手段の登場による地域アントレプレナーシップの創出と地方創生の可能性を検証するわが国初の研究となる。