研究部門

研究・教育ユニット

農業システムイノベーション部門

日本や世界の農業に関する問題について様々なテーマを取り上げ、データ分析や実地調査に基づき、文理融合的な学際的研究を行い、積極的に政策提言、社会実装活動を行います。

衣笠 智子
副センター長・部門長 衣笠 智子

進行中のプロジェクトの紹介

 本部門では、①グローバリゼーション下の日本農業と農村の再生、②契約栽培と下請契約:途上国の発展における契約の役割について取り組んでいます。
①では、グローバリゼーション・少子高齢化が進行する日本において、農業や農村が活性化するための対策を研究するともに、政策提言や、社会実装活動につなげることを目指しています。とりわけ、農業の生産性・生産効率性、六次産業化、耕作放棄地の利用の決定要因、農地や里山の生態・環境・社会・文化的な意義に関して、経済学・経営学・農学の視点から事例研究・理論的・計量的研究を行っており、積極的な社会実装活動も行っています。
②では、世界的に広がるグローバル化の潮流のなかで、途上国における生産性と所得の向上のための農業と製造業における契約の役割について研究を行ってます。具体例として、多国籍企業によるグローバルバリューチェーン(GVC)の構築が1)ローカルな農家や中小企業への技術移転や経営革新、機械化に与える影響、2) マーケティングや販売経路選択に与える影響、3) そしてその結果、生産性や利益にどのような影響を与えるのかを検証します。