農業・環境・資源システムイノベーション研究部門 農業と六次産業化および地域振興に関する学際的研究

構成メンバー

★はプロジェクトリーダー

★衣笠 智子(経済学研究科・教授)
 藤岡 秀英(社会システムイノベーションセンター・教授)
 長野 宇規(農学研究科・准教授)
 姚 万軍(南開大学経済学院・副教授)
 安田 公治(青森公立大学経営経済学部・講師)


研究の目的と概要

少子高齢化が進行する中、日本での地域経済の減退は非常に深刻であるが、農業は地方で重要な産業である場合が多く、農業は地域振興の鍵となりうる。その中で、農業は、従来の方法を継続するだけでは不十分であり、六次産業化を行い、付加価値を付けていくことや、法人が積極的に農業に参入したり、先端技術を用いて農業を行ったりするなど、イノベーションが必要となる。特に、本研究では、経済学と農学を中心とする自然科学の知識を融合し、地域振興を促進しうる農業のあり方を検討することにする。具体的に、農家データを用いた計量分析や聞き取り調査により、六次産業化、ハイテク技術の導入等はどのように決定されるのかを明らかにし、地域振興を促しうる農業のあり方を検討する。日本農業の学術的研究は、英文のものも少なく、比較的国際的に関心が薄いと思われるので、積極的に海外ジャーナルに投稿し、国際的にその重要性を発信することを目指す。また、特に、この分野は、研究だけにとどまらず、政策提言、社会実装につなげやすい分野であると思われるので、地方自治体やNPO、民間企業等と連携し、実際にイノベーションにつながる取り組みを推進していきたい。

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