認知と行動変容の経済学的研究

構成メンバー

★はプロジェクトリーダー

★西村 和雄(計算社会科学研究センター・特命教授)
 上東 貴志(計算社会科学研究センター・センター長・教授)
 瀋 俊毅(経済経営研究所・教授)
 岩佐 和道(経済経営研究所・准教授)
 井上 寛規(久留米大学経済学部・講師)
 加藤 五郎(CaliforniaPolytechnicStateUniversity数学科・名誉教授)
 岩木 直(産業技術総合研究所・研究グループ長)
 八木 匡(同志社大学経済学部・教授)
 稲川 三千代(ヨゼフ医療福祉センター・心理士)
 MylesSuehiro(Hawaii Institute for Health and Healing・MD)


研究の目的と概要

 本研究は、人間の行動が人の認知や思考とから、どのように説明付けられるかを研究し、人間の意思決定と行動の合理性を研究する。
 例えば、人間の好ましくない行動(例えば喫煙など)を変えて、好ましい行動(禁煙など)にシフトさせる行動変容の理論というものがある。これは、その応用範囲が広いために大きな期待を寄せられている。行動変容は、指導者(医師やカウンセラー)が観察する、相談者の変化の複数のステージを経て実現されると考えられ、カウンセリングの技法に依存する部分が大きい。行動を変容させるのは、指導者ではなく、相談者であるため、相談者の「考え」の変化が先に起きる必要があり、行動変容は偶然やショックによる部分が大きいのも実情である。
 本研究では、相談者を経済主体と置き換え、認知のあり方を、脳科学的に分析をして、その意思決定を、選択された行動ととらえて、行動変容につながる新しい理論を構築する。

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