社会制度研究部門 中国のイノベーションとその社会実装に関する政治経済学的分析

構成メンバー

★はプロジェクトリーダー

★梶谷 懐(経済学研究科・教授)
 陳 光輝(国際協力研究科・教授)
 川島 富士雄(法学研究科・教授)
 伊藤 亜聖(東京大学社会科学研究所・准教授)
 加茂 具樹(慶應義塾大学総合政策学部・教授)
 藤井 大輔(大阪経済大学経済学部・講師)
 三竝 康平(帝京大学経済学部・助教)
 劉 亜静(広島修道大学経済学部・准教授)

 


研究の目的と概要

2015年以降、中国政府は「大衆創業、万衆創新」、「互聯網+」「中国製造2025」などの産業政策を次々と打ち出し、これらの産業でのイノベーションやそれを利用したビジネスモデルの導入(社会実装)が広がりつつある。しかし、なぜ中国でそのようなイノベーションおよびその社会実装が広がっているのかについてはいまだに定説がない。本研究では、中国の新産業分野におけるイノベーション、およびその社会実装を支える政治経済学的な背景、特に政府による産業政策の効果や法規制のあり方に焦点を当てる。分析に当たっては政治学や法学の知見も利用しながら、イノベーションを生み出すメカニズムを多角的に解明することを目指す。具体的には、新たなテクノロジーとその社会実装、地方政府による政策的介入のメカニズム、事後的な法規制を通じた社会実験、などの点に注目しつつ、中央および地方政府の政策がイノベーションとその社会実装に与える影響について実証的な分析を行う。

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