農業・環境・資源システムイノベーション研究部門 SDGsに適応するサステナビリティ経営に関する国際比較研究

構成メンバー

★はプロジェクトリーダー

★西谷 公孝(経済経営研究所・教授)
 國部 克彦(経営学研究科・教授)
 遠藤 貴宏(一橋大学経営管理研究科・准教授)
 Haider Mohammad(関西学院大学経営戦略研究科・准教授)
 Nguyen Thi Bich Hue(貿易大学日本語学部・講師)

研究の目的と概要

SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで加盟する193カ国の全会一致で採択された「我々の世界を変革する―持続可能な開発のための2030アジェンダ」に盛り込まれた17の目標とそれに付随する169のターゲットからなる持続可能な社会を作るための、発展途上国や先進国の分け隔てなくあらゆる国で取り組むことが必要な国際目標のことである。SDGsでは、企業も持続可能な開発における課題解決のための協力を求められている一方で、環境・社会・ガパナンスに配慮した企業に投資するESG投資もSDGsを支援する姿勢を見せており、そうした方面からも企業がSDGsへ関与することへの関心が高まっている。そのためにSDGsは企業のサステナビリティ経営にとって非常に重要な取り組み対象となっている。
 そこで、本研究プロジェクトの目的は、SDGs時代に適応した社会・環境と企業の持続可能性を同時に解決するための新しいサステナビリティ経営体系を開発し、その可能性について政策提言を行うことである。この研究目的のために、本研究プロジェクトでは、サステナビリティ経営の軸となるサステナビリティマネジメント(内部での取り組み)とサステナビリティ報告(外部への取り組み)を軸にしてサステナビリティ経営の現状を明らかにすると同時に、企業のSDGsの捉え方との関係からサステナビリティ経営の社会・環境や経済への効果を解明する。そのうえで、先進国と途上国の国際比較からそれぞれの実情に即した企業のサステナビリティ経営に対するSDGsへの適応政策提言を行う。

年度別アーカイブ

旧サイト年度別アーカイブ