構成メンバー
★はプロジェクトリーダー
★柴田 明穂（国際協力研究科・教授）
山地 一代（海事科学研究科・准教授）
Zia Madani（国際協力研究科・外国人研究員）
伊村 智（国立極地研究所生物圏研究グループ・教授・副所長）
Julia Jabour（タスマニア大学南極海洋研究所・上級講師）
Luis Valentin Ferrada（チリ国立大学法学部・教授）
Patrizia Vigni（シエナ大学法学部・教授）
Jill Barrett（ロンドン大学クイーンメアリ校法学部・非常勤講師）
研究の目的と概要
本研究は、極域国際法政策の立案・実施・レビュー・再計画に必要とされる科学的知見と、政策、法との連関(Nexus)を学術的及び実践的に解明することを目的とする。本研究は、本プロジェクトリーダが所属する国際研究プロジェクトの一翼を担い、極めて国際性の高いプロジェクトとして遂行される（国際的な社会科学と自然科学との連携研究＝社理連携研究）。
このPoLSciNex研究プロジェクトは、その方法論においてより実践性を重視し、政策立案者を研究プロジェクトに参画させて進められる（政策提言型及び社会実装型の社理連携研究）。具体的には、(1) 2020年から始まる我が国のポストArCS北極研究プロジェクトの立案過程における、社会科学研究と自然科学研究の相互作用のあり方について、(2) 我が国及び国際的な南極政策立案過程において、社会科学研究と自然科学研究の相互作用のあり方について、(3) 政策立案者、極域国際法政策研究者、そして極域自然科学研究者で構成される研究会を開催して、討議ベースの問題意識共有と解決策の協働検討を図る。
本プロジェクトの研究成果を常に世界の学界からの批評に晒し国際水準を確保し、積極的に国際発信するため、国際学会等での共同研究報告、国際学会の神戸招致による研究発表機会の増大を試みる（国際共著論文、Web of Science掲載誌等を含めた研究成果の国際発信）。加えて、若手研究者の養成を考慮し、国内外から4名のポスドク・博士課程院生を研究メンバーに加える。