Connecting Legal and Policy Needs with Polar Sciences (PoLSciNex) 研究

構成メンバー

★はプロジェクトリーダー

★柴田 明穂(国際協力研究科・教授)
 山地 一代(海事科学研究科・准教授)
 古畑 真美(国際協力研究科・特命助教)
 Zia Madani(国際協力研究科・外国人研究員)
 伊村 智(国立極地研究所生物圏研究グループ・教授、副所長)
 原田 尚美(海洋開発研究機構地球表層システムセンター・センター長)
 Julia Jabour(タスマニア大学南極海洋研究所・非常勤講師)
 Kees Bastmeijer(ティルブルグ大学公法ガバナンス学部・教授)
 稲垣 治(国際協力研究科部局研究員・准メンバー)
 Arron Honniball(マックスプランク国際法研究所国際法博士研究員・准メンバー)
 Yelena Yermakova(オスロ大学哲学科研究員・准メンバー)

研究の目的と概要

本研究は、より実効的な極域(北極・南極)ガバナンスを実現する国際法政策的課題の解明と解決において、そこで必要とされる科学的知見を得るための科学調査活動をいかに連関させてガバナンス体制を構築すべきかと検討するものである。極域国際法政策の立案・実施・レビュー・再計画に必要とされる科学的知見と、政策、法との連関(Connnection)を学術的及び実践的に解明することを目的とする。本研究は、申請者がPIとして実施する国家プロジェクト「北極域研究加速プロジェクト(ArCSⅡ, 2020-2025)」の中の国際法制度課題「北極域の持続可能性を支える強靭な国際制度の設計と日本の貢献」、及び、申請者が研究代表者を務める三菱財団人文科学大型連携研究助成プロジェクト「南極のあるべき将来像:2025年日本開催国際会議に向けた総合的提案」(2020-2023)との相乗効果を狙っており、研究チームに、本学海事科学研究科のブラックカーボンのシミュレーション研究者、国立極地研究所の生物学者、そして海洋開発研究機構(JAMSTEC)の海洋地球学者及び彼らの紹介による複数人の自然科学研究者と協働して、社理連携、異分野融合研究として展開する。
本研究プロジェクトは、その方法論においてより実践性を重視し、政策立案者も研究プロジェクトに参画させて進められる(政策提言型及び社会実装型の社理連携研究)。具体的には以下4つのトピック/テーマにて遂行される。:① 北極域の持続可能性を支える国際法政策に関する研究、② 海洋生態系アプローチに関する研究、③ 南極における科学と国際動向に関する研究、④ 南極条約体制の強靭性研究(英書籍発刊プロジェクト)。
本プロジェクトの研究成果を常に世界の学界からの批評に晒し国際水準を確保し、積極的に国際発信するため、国際学会等での共同研究報告、国際学会の神戸招致による研究発表機会の増大を実施する(国際共著論文、Web of Science掲載誌等を含めた研究成果の国際発信)。加えて、若手研究者の養成を考慮し、国内外から4名のポスドク研究員を研究メンバーに加える。

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