構成メンバー
★はプロジェクトリーダー
★島並 良（法学研究科・教授）
前田 健（法学研究科・教授）
大塚 理彦（大阪工業大学知的財産専門職大学院・教授）
渕 麻依子（神奈川大学法学部・准教授）
髙野 慧太（中京大学法学部・准教授）
鈴木 敬史（富山大学経済学部・助教）
儲 翔（華東政法大学知識財産権学院・副院長・副教授）
謝 徳堃（法学研究科・博士課程後期課程学生）
研究の目的と概要
企業活動から日常生活、そして教育・学習において大規模な活動自粛を経験したコロナ後の社会においては、インターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて自由かつ安全に多様な情報・知識を世界的規模で入手し、共有し、または発信することが望まれる。本研究は、このような高度情報通信ネットワーク社会における知的財産権の適切な保護・活用のあり方を構想し、知的財産法制の果たすべき役割を明らかにすることを目的とする。具体的には、AIの生成と活用における著作権保護のあり方、ネットワークを介した越境的特許権侵害の規律、ウェブ広告における不当表示をめぐる法的課題、知的財産権の望ましい救済手続(差止請求、利得の吐き出し、懲罰的損害賠償請求等)などについて、実証分析や国際比較もふまえた研究を行う。