構成メンバー
★はプロジェクトリーダー
★高橋 裕(法学研究科・教授)
柳川 隆(摂南大学経済学部・教授)
角松 生史(法学研究科・教授)
水野 倫理(経済学研究科・教授)
西上 治(法学研究科・准教授)
山岡 淳(経済学研究科・准教授)
リミヌッチ・ミケーラ(法学研究科・准教授)
田中 喜行(大阪産業大学経済学部・講師)
若城 康伸(摂南大学経済学部・准教授/社会システムイノベーションセンター・フェロー)
陳 瑶瑶(法学研究科・大学院学生)
尾下 悠希(法学研究科・研究員)
研究の目的と概要
本プロジェクトでは、法経連携専門教育(ELS=Econo-Legal Studies)」の方法論的な展開の方途を多角的に検討する。具体的には、(a) 法経連携手法を適用する分野の拡大と、(b) 法学・経済学の学際的教育の洗練および視角の拡大、を目標とする。これらの作業を通じて、「先端的な実証研究によって問題を分析して社会問題の解決を目指しつつ、その一般化・理論化を図る」というセンターの目的に寄与することが期待される。
2010年度に開始された学部でのELSプログラム、2019年度に実施されたELSプログラムの大学院教育への拡充に加え、2020年度からは、これまでに行なってきた学際的教育の手法と経験を文理融合的課題に応用し、異分野共創の活動を開始している。具体的には、地球環境戦略研究機関(IGES)関西研究センターおよび量子科学技術研究開発機構(QST)六ヶ所研究所と協力しつつ、環境・エネルギー問題を主題に社会科学系諸分野のみならず自然科学諸分野がかかわる問題について、その複雑さを過度に単純化することなく多面的に教育し、それを通じて核融合エネルギーの社会受容性醸成に向けた取組みを行なっている。今年度もそれらの取組みを継続し、以て、パブリックウェルフェア研究部門における技術・資源・環境に関する地域的なSDGs課題に対する文理融合的異分野共創研究の実施・提言に取り組む。