神戸大学創立120周年記念 社会システムイノベーションセンター主催シンポジウム 「ポスト・コロナ時代の社会システムイノベーション」

開催日/Date

2022年3月5日(土)

時間/Time

9:00ー16:00

会場/Venue

Zoomウェビナーを使ったオンラインシンポジウム(第一部・二部共通)※途中の入退室は自由です。

その他/Other

趣旨

本シンポジウムでは、第1部で本センターの設立以来6年の活動を学会・産業界・地域社会・国際社会に対するインパクトの観点から総括します。さらに、今後目標とするエビデンスベースによる社会問題の解決からのSDGsへの貢献について展望します。第2部では新型コロナウイルス感染症をめぐる社会課題について「コロナ禍の社会システムイノベーション―産官学・地域支援・国際連携」と題して、センターのプロジェクトを中心に、外部の専門家をまじえて議論します。そこではコロナ禍の経済的影響を乗り越えて持続的成長をもたらすための、金融、行政そして大学の行う地域支援の役割、コロナ禍への法的対応について国際的な観点から検討します。

プログラム

開会挨拶 (9:00-9:15)
神戸大学長 藤澤正人
神戸大学社会システムイノベーションセンター長 榎本正博

(総合司会)神戸大学社会システムイノベーションセンター副センター長 山本顯治

第一部:社会システムイノベーションセンターの果たす社会的役割と今後の展開 (9:15-10:50)
 本センターは社会問題の解決を目指した社会システムイノベーションの創出と社会実装を推進する文理融合研究を行う目的で設立されました。第一部では本センターのこれまでの取り組みを要約し、今後の目標であるポストコロナ社会におけるエビデンス・ベースの政策提言と社会実装の必要性を検討します。またこれまでの本センターの活動について学外の専門家に評価いただき、さらに神戸大学のSDGsへの貢献について考えていきます。

●センター各部門の主要実績紹介
●榎本正博(神戸大学社会システムイノベーションセンター長・教授)
 「センターの将来計画:エビデンス・ベースによる政策提言と社会実装、そして社会問題の解決によるSDGsへの貢献」
●川嶋四郎(同志社大学法学部教授)
 「センターに対する評価と期待」
●喜多隆(神戸大学副学長・学術研究推進機構副機構長・SDGs推進室長・教授)
 「ポストコロナ社会における神戸大学のSDGsへの貢献」

<休憩(10分)>

第二部:シンポジウム「コロナ禍をどう乗り越えるか―産官学・地域連携・国際比較」

<1.ポストコロナにおける地域の持続的な成長の実現と地域金融-金融を超えた支援の重要性> (11:00-12:30)
主催:神戸大学経済経営研究所/神戸大学社会システムイノベーションセンター
後援:近畿財務局/一般財団法人アジア太平洋研究所/一般社団法人大阪銀行協会/神戸商工会議所/信金中央金庫/兵庫県信用保証協会/一橋大学経済研究所共同利用・共同研究拠点事業プロジェクト研究(IERPK2118)/日本学術振興会科学研究費 
趣旨:コロナ禍に際して、金融機関は企業を資金繰りの面で支えてきました。 ポストコロナにおいて、企業は新しい環境に合わせてビジネスモデルを転換しつつ、累積した債務を返済していかねばなりません。 金融機関には、資金面にとどまらず、企業の実態にそくした販路や人材など幅広い面からの支援が求められています。 そこで、ポストコロナの金融機関の企業支援のあり方について議論します。
司会: 相澤朋子(日本大学商学部専任講師・神戸大学経済経営研究所非常勤講師)
基調報告 (11:00-11:15)
家森信善(神戸大学経済経営研究所教授)
 「ポストコロナに向けた金融を超えた支援と事業性評価」
パネルディスカッション (11:15-12:30)
司会: 家森信善
パネリスト: 井上愼治(池田泉州銀行取締役専務執行役員)
       日下智晴(日下企業経営相談所代表・元金融庁監督局地域金融企画室長)
       須戸裕治(北おおさか信用金庫理事長)
       宮口美範(兵庫県産業労働部産業振興局長)
※詳細は経済経営研究所ホームページをご覧ください。⇒経済経営研究所ホームページ

<休憩(30分)>

午後の部:

<2.新型コロナ対策の法と社会国際比較の視座>(13:00-14:30) 
趣旨:類例のない事態であるコロナ禍に対して、各国はそれぞれ法的対応を模索しています。それら法的対応にはそれぞれの国の法制度・行政・社会のあり方や感染症に対する捉え方が反映されています。国際比較を通じてパンデミックに対する我々の向き合い方を考えます。
報告:
●木下昌彦(神戸大学大学院法学研究科教授) 
 「立法モデルにおける緊急事態法制-アメリカ州憲法下での緊急事態法制から日本の法制度への示唆」
●角松生史(神戸大学大学院法学研究科教授)
 「日本におけるCOVID-19に対する法的対応-任意と強制の間で」
●横田明美(千葉大学大学院社会科学研究院准教授)
 「ドイツにおける感染症予防法の多段改正~連邦と州、立法と行政の緊張関係」
●ソヌリ(神戸大学大学院博士課程後期課程)
 「韓国におけるCOVID-19対策費用回収を求める訴訟(いわゆる求償権請求)の現況と検討」

<3.コロナ禍の大学の社会的役割―アジア諸国の状況>(14:30-16:00)
趣旨:コロナ禍で大学が担う役割について、とくに社会科学を中心に、政府への政策提言、また長引く経済的逆境を乗り越えようとする中小企業をはじめ社会的アクターに対して、大学の研究教育の側からどのような関わりが可能か、近隣アジア諸国の論客とともに議論を深めます。
報告
●金子由芳(神戸大学社会システムイノベーションセンター副センター長・教授)
 「神戸大学における中小企業支援型の研究教育活動からの示唆」
●季衛東(上海交通大学中国法と社会研究院長・教授・SenseTime Co. AI倫理委員会社外顧問)
 「コロナ禍と中国社会のデジタル化―中小企業イノベーションにおける上海交通大学の役割」
●金 暎根(高麗大学グローバル日本研究院社会災難安全研究センター長・教授)
 「韓国におけるコロナ災害と大学の役割―中小企業研究の前線の視座から」
パネルディスカッション: 日英同時通訳
コーディネータ:
金子由芳(神戸大学社会システムイノベーションセンター副センター長・教授)
パネリスト:
季 衛東(上海交通大学中国法と社会研究院長・教授・SenseTime Co. AI倫理委員会社外顧問)
金 暎根(高麗大学グローバル日本研究院社会災難安全研究センター長・教授)
クリストファー・ベルセ(フィリピン大学レジリアンス研究所長)
ムニン・ポンサパン(タマサート大学法学部長、タイ司法省コロナ対策審議委員)

閉会挨拶:神戸大学社会システムイノベーションセンター副センター長 鈴木一水

主催

神戸大学社会システムイノベーションセンター

共催

神戸大学大学院法学研究科/大学大学院経済学研究科/大学院経営学研究科/大学院国際協力研究科/経済経営研究所

参加登録・受講環境について
  • 事前登録・受講環境について
    ・事前登録制です。
    ・参加URL[第一部・二部ともに共通]等の詳細については、3月1日の午前および4日の午前に送信いたします。
    ・参加費は無料です。
    ・締切:3/3(木)
    ・参加をご希望の方は、以下の「WEB申し込みフォーム」から必要事項をご入力のうえ、ご登録ください。⇒WEB申し込みフォーム
  • Zoomが利用可能か、Zoomのテストサイト(https://zoom.us/test)などで 事前にご確認いただくことをお勧めします。
    ・当日は、通信環境の安定した状態でご参加ください。
    ・一般参加者(聴講者)の映像はオフ、音声はミュートの設定とさせていただきます。
    ・参加者側のPCやネットワーク設定等により聴講いただけない場合、弊所では対応致しかねますので予めご了承ください。
    ・Zoom接続についての質問は、下記の委託先(アステム社)にお問い合わせください。
     Mail:sympo-help1@astem-co.co.jp
     TEL:080-7652-3154 (※3月5日 8:30~16:00 当日のみ)
  • 参加・視聴にあたってのお願い(禁止事項)
    ・オンライン配信の録画、撮影、録音、ならびにそれらの再配布等をすることを禁止致します。
お問い合わせ先

神戸大学経済経営研究所 公開シンポジウム担当
sympo@rieb.kobe-u.ac.jp
お電話でのお申し込み、お問い合わせはご遠慮ください。

 

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