【開催報告】養父市産業環境部長 細田誠也氏が衣笠センター長の「農業政策」の講義で講演されました。

兵庫県養父市は、2023年7月に、神戸大学経済学研究科と連携・協力に関する協定を締結しており、衣笠智子センター長が中心に協力して、人口減少下における農業振興及び地域の課題解決に資する共同研究の推進や地域・社会に貢献できる人材の育成に取り組んできています。

2024年12月16日には、その協力関係の一環として、衣笠センター長の大学院・学部共通科目の「(上級)農業政策」の講義で、養父市産業環境部長(国家戦略特区担当部長)の細田誠也氏が、ゲストスピーカーとして招待され、「養父市の挑戦~国家戦略特区と地方創生~ 」というタイトルで講演されました。

 養父市が2014年5月に「中山間地域の農業改革拠点」として国家戦略特区に指定されてから10年が経過しました。これまで養父市では、「農業委員会と市の事務分担に係る特例」や「企業による農地取得の特例」など農業分野を中心に様々な規制改革を提案してきた結果、既に全国展開された提案もあり、他の地方自治体や市内外の民間事業者に大きな影響を与えています。今回の講演では、「養父市の挑戦」というテーマで、市の概要や中山間地域の小さな自治体による地方創生の取組を中心にお話ししていただき、養父市の紹介や養父市の国家戦略特区としての様々な取り組み、そして、その効果が衣笠教授らの研究チームにより、客観的に検証されたことなどが紹介されました。

講演は六甲フォーラムとしても開放し、講義の受講者だけでなく、一般参加者も参加しました。充実した興味深い講演で、参加者も熱心に聴き、最後に盛大な拍手が送られました。県養父市は、2023年7月に、神戸大学経済学研究科と連携・協力に関する協定を締結しており、衣笠智子センター長が中心に協力して、人口減少下における農業振興及び地域の課題解決に資する共同研究の推進や地域・社会に貢献できる人材の育成に取り組んできています。