発展途上国における重層的リスク、社会分断と貧困削減

構成メンバー

★はプロジェクトリーダー

★山﨑 幸治(国際協力研究科・教授)
 佐藤 隆広(社会システムイノベーションセンター・教授)
 伊藤 高弘(国際協力研究科・准教授)
 Ramila Usoof-Thowfeek(ペラデニヤ大学哲学心理学部・Senior Lecturer)
 李 佳(南京信息工程大学商学部・講師)
 Panharoth Chhay(Asian Development Bank Institute・Research Associate )
 Dinafeisi Aireti(国際協力研究科大学院生)

研究の目的と概要

 発展途上国の人々は様々なリスクに直面しており、それらのリスク要因が国内における勝者と敗者を生み出すことで、地域、職業、世代、ジェンダー、エスニシティなどを軸とした国内の利害対立を激化させ、社会分断・二極化や特定集団の排除、ひいては暴動、テロや内戦などの暴力を伴う対立をもたらすことになる。こうした様々なリスク要因が重層的に重なり合うことで生じる社会分断、政治的対立と武力衝突が、発展途上国の経済発展と貧困削減にどのような影響を与えており、どのような政策が社会統合を実現し、一層の経済発展と貧困削減を促すことができるのか、経済学、政治学、心理学等の分野を融合した共同研究により、その方策を探るのが本研究の目的である。

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