国際連携
- 2023年度の研究プロジェクトには、20の海外研究機関から21名の研究者が参加し、国際共同研究を推進しています。
- 副センター長金子教授と小川教授が、モンゴルの教育法改正に関する政策担当者への提言を行いました。さらにベトナム、ラオス、カンボジアにおける就学前教育施設・教員の現状分析及び質の向上を目指した配置戦略の提言も行っています。
- 副センター長金子教授がミャンマー商業省貿易局への競争法改革提言、ミャンマーの最高学府ヤンゴン大学法学部及びダゴン大学法学部への経済法制分野の教育支援、またラオス司法省・投資計画省に投資紛争解決制度等に関する改革提言を実施しました。また日本の法務省が所管する法整備支援連絡会に対し、民事調停制度など日本の強みを生かした分野での今後の支援方針を提言しました。
- センター長山崎教授(当時)がスリランカ内戦後の復興に資するうつ病対策に対し提言を行いました。
- 大塚特命教授がOECDや国連大学本部でアフリカの開発戦略に関する提言を行い、またパキスタン国家計画委員会のアドバイザーとして発展戦略の提言を行いました。
地域連携
- 豊田利久特命教授(当時)が防災科学技術研究所と連携して全国に地震計を配置して計測する震度情報と経済被害額推定モデルを結合して、地震発生直後に被害額をリアルタイム推計する手法について提言し、各種媒体に掲載されました。
- 神戸市外郭団体に対し、経営指標、ミッション、ガバナンスの3つの視点に基づく外郭団体の経営評価システムの導入を行っています。
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副センター長衣笠教授が養父市の国家戦略特区「中山間農業改革特区」の効果の検証について調査し、その成果を学術研究に展開して学会・研究会報告や論文投稿を行いました。養父市における農業特区の効果や農業発展について研究成果を報告し、今後の研究の展開について説明しました。その結果は、内閣府のfacebookや国家戦略特区ワーキンググループの資料で引用・議論されています。
・成果報告2019年度 ・成果報告2020年度 ・成果報告2023年度 ・成果報告2024年度 -
副センター長藤岡教授(当時)が姫路市夢前町において、姫路市中央保健所、夢前地域包括支援センターとの連携をはかりながら、全国初の「加点式健診事業」(通称:よいとこ健診)を始動しました。「加点式健診事業」とは、学生・大学院生をはじめ、誰でも実施可能な「総合的な健康診断」です。学生参加者は、受診者と面談を通じて診断結果をもとに「健康によいところ」を「ほめます」。この面談を通じて、健康づくりへのモチベーションを高めることが目的です。学生は、「よいとこ健診のフィードバック」を通じて、地域生活の実態を学び、人とのコミュニケーション能力を磨くことができます。地域社会にとっては(1)健康診断の受診者の増加、(2)長期的な医療・介護費用の節減が期待できます。そして、(3)ICT を活用し「よいとこ健診」の全国的普及を目指しています。
この研究事業には、本学医学部をはじめ、甲南女子大学、兵庫教育大学、立命館大学の教員、学生、大学院生が参加しています。
・「加点式健診事業」(よいとこ健診)のホームページ
・学長定例記者会見で発表しました- 副センター長藤岡教授(当時)が姫路市夢前町の「夢前花街道事業」において夢前高校生徒、地域ボランティア60名、神戸大学学生17名、香寺ハーブ・ガーデンスタッフ:4名の共同作業で夢前インター周辺空き地に「カモミール花壇づくり」を行いました。
産学連携
- 台湾の自動車会社において、生産性向上に貢献するマテリアルフローコスト会計(MFCA)を導入しました。
- ESG投資,ESG経営についての提言を行っています。