アクションリサーチは、企業や非営利組織が抱える課題について、研究者と実務家の共同研究により課題解決を臨床的に行い研究成果として蓄積することで、理論の実務への適用可能性を高めると共に、理論の応用手法を開発し体系化することや理論研究へフィードバックすることを目的としています。
これまで、アクションリサーチというアプローチは、経営学研究科などの一部の教員が、研究、教育に利用してきましたが、経営学領域における統一した概念は無く、また、法学や経済学の領域など社会科学系部局が関わる領域における横断的な検討は行われてきませんでした。そこで、本研究プロジェクトでは、アクションリサーチというアプローチが、社会科学系5部局が関わる多様な領域において学理と実際のインタラクションをはかるうえで、どのような可能性、課題を有するかについて検討を深め、研究手法としての有効性を高めたいと考えています。