IT化とAIの利用による課題と対応についての検討
部門長
上東 貴志
所属 | 神戸大学 |
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学域 | 先端経済経営研究学域 |
職名 | 教授 |
学位 | ウィスコンシン大学 Ph.D. (Economics) |
研究内容
幅広い分野にIT化とAIの利用が進むことで生じる課題と社会の対応のあり方を検討するとともに、これらの技術を既存の社会問題解決に応用する可能性も探求する。とりわけビッグデータの蓄積・利用は、従来の社会科学における分析手法の枠を越え、文理融合による分析手法の発展が求められる分野であると同時に、社会問題解決への利用が急速に進んでいる分野でもある。
本部門においては、(1)IT化・AIの利用の進展に対応する社会システムの研究、(2) ビッグデータの蓄積・利用と社会システムの研究の領域で研究を進めている。
(1)では、経済のグローバル化とIT化・デジタル化に対応した国内法制などの社会システムのあり方の検討をするとともに、金融、医療・保険、福祉分野におけるIT化に伴って生じる課題とIT化による社会問題解決の可能性について研究を進める。
(2)ではビッグデータの利用に関して、人工知能(AI)の活用による分析手法の開発を行うとともに、歴史的企業資料や公的統計のミクロデータ分析を用いた社会システムの再検討と社会問題解決に向けた応用の可能性を探る研究が行われている。