社会制度やグローバル化に関する多面的な研究

部門長

安井 宏樹

所属 神戸大学
学域 法学域
職名 教授
学位 東京大学 修士(法学)

研究内容

 社会制度とイノベーション、グローバル化と社会制度、そして企業・行政のガバナンスといった現代社会において大きな関心を呼んでいる課題を取り上げ、それにマクロ・ミクロの両面から学際的・文理融合的にアプローチする研究を行なっている。
 本部門では、(1)社会制度とイノベーションの研究、(2)グローバル化と社会制度の研究、 (3)企業と行政のガバナンスの研究、(4)学際的研究教育の実践と手法の研究という4つの領域に分かれて研究を進め、各種提言・社会実装を行うことを目指している。現在進行中のプロジェクトは以下のとおりである。
 (1)では、高度情報通信ネットワーク社会における知的財産法制の役割、プラットフォームの影響力拡大に伴う多元的リスクに対応した次世代規制の包括デザイン、中国の工業化・輸出国化メカニズムの解明といったテーマについての研究のほか、産業集積の「創造的再生」に向けた分野横断的研究が遂行されている。
 (2)では、国家戦略特区と法的規制についての研究が行われている。
 (3)では、アセアン後発諸国経済法制ガバナンス研究が行われている。
 (4)では、ELSグローバルイニシャティブ(法経連携研究教育に関する国際提携の促進)、法経連携専門教育(ELS=Econo Legal Studies)プログラム、文理融合型アプローチによる法経連携政策学研究が展開されている。