市場構造と経済主体の行動を分析しイノベーションの可能性を研究
部門長
榎本正博
所属 | 神戸大学 |
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学域 | 先端経済経営研究学域 |
職名 | 教授 |
学位 | 大阪大学 博士(経営学) |
研究内容
様々な社会・経済問題に即して、市場構造と経済主体の行動を分析しイノベーションの可能性を研究している。本部門の研究は、(1)人、企業の行動および企業間関係の研究、(2)マクロ的成長とイノベーションの研究に分けられる。
(1)では、企業や人の行動に着目しイノベーションの可能性を探求する。具体的なプロジェクトとして、認知と行動変容の経済学的研究、多様な人間社会における信頼・協力・公平性に関する実験研究、経営者交代と会計情報の関連に関する研究、日本企業によるIFRS適用に関する研究、健康長寿社会におけるマーケティング・イノベーションと持続的発展の研究 といった形ですすめられている。
(2)では、グローバルな視点から世界各地域の経済におけるイノベーションの可能性を探る。プロジェクトとしては、グローバル市場主義の社会的経済的インパクトに関する研究、新興国における自動車産業の発展と技術伝播に関する研究、交通ネットワークと貿易パターンに関する理論と実証研究、環太平洋国際連携研究、21世紀のラテンアメリカにおけるグローバリゼーションと所得格差に関する研究がある。
本部門では、これらのプロジェクトから一般性のある市場現象の法則の分析・理論的な体系化に関する研究も行うことを目標としている。様々な社会・経済問題に即して、市場構造と経済主体の行動を分析しイノベーションの可能性を研究している。
2020年度プロジェクト一覧
人、企業の行動および企業間関係の研究
- 新型コロナウイルスの流行が就労者の心理・行動に及ぼす影響*
- 新型コロナウイルス流行の予想寿命と貯蓄行動への影響*
- 健康長寿社会におけるマーケティング・イノベーションと持続的発展の研究*
- 日本企業によるIFRS適用に関する研究
- 多様な人間社会における信頼・協力・公平性に関する実験研究
- 経営者交代と会計情報の関連に関する研究
- 認知と行動変容の経済学的研究